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2年間で4回目の総選挙、与党リクードが第1党、連立工作続く

(イスラエル)

テルアビブ発

2021年03月26日

イスラエルの国会に当たるクネセト議員を選出する総選挙(注)が3月23日に実施された。2019年4月と同年9月、2020年3月に続き、直近2年間で4回目の総選挙となった。これまでに中央選挙管理委員会と報道各社が発表した速報によると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が率いる与党「リクード」が30議席を獲得し、第1党となる見込みだ(添付資料表参照)。

25日午前11時(現地時間)時点の開票状況は95%。現地紙「エルサレム・ポスト」(3月23日付)によると、投票率は67%で、2009年の総選挙以来の最低水準となった。

第1党のリクードは改選前議席数から6議席減らしたが、これは同党から分裂したギデオン・サール党首率いる「ニュー・ホープ」の6議席がそのまま減った格好だ。第2党だった「青と白」も大幅に議席を減らしているが、これは前回の選挙後にリクードとの連立を進めたベニー・ガンツ党首(現国防相)に反発したヤル・ラピッド党首率いる「イェシュ・アティド」が離党・独立したことが大きい。

定数120の過半数を獲得するために、リクードは「シャス」(ユダヤ教超正統派)や「ユダヤ・トーラー連合」(同)、「宗教シオニズム」(右派)など親ネタニヤフ派とされる政党との連立を想定している。これまでのところ、これら政党の獲得議席を合計しても52議席にとどまり、過半数には届かない見込みで、今後さらなる連立工作が続く見通しだ。他の連立候補として、ナフタリ・ベネット党首(元国防相、経済相)率いる「ヤミナ」などが挙がっているが、同党首は依然として態度を明らかにしていない。また、前回選挙後、当初は反ネタニヤフ陣営を掲げていたガンツ氏が一転して連立に加わった経緯などもあることから、反ネタニヤフ陣営を主張して選挙戦を戦った政党も含めた連立工作の行方は依然見通せない。

(注)イスラエルのクネセト(一院制)は定数120で、全国1区の比例代表制(拘束名簿式)によって選出される。

(吉田暢)

(イスラエル)

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