大韓航空、トラベルパス試験運用に向け業務契約をIATAと締結
(韓国)
中国北アジア課
2021年03月22日
韓国の航空会社最大手の大韓航空は3月18日、国際航空運送協会(IATA)が推進するデジタル健康認証「IATAトラベルパス」の導入に向け、同協会と業務契約を締結したと明らかにした。搭乗書類の準備や確認にかかる時間の短縮と、証明書の偽造防止が狙いだ。
大韓航空は、IATAトラベルパスの導入に向け、4月中旬に社内で試験運用を行った後、5月から乗客に対する試験運用を開始する。乗客への試験運用は仁川発ロサンゼルス行きのKE011便を予定し、空港内に設置される検査センターで検査を受けた結果が約1時間後に専用のアプリに送信されるという。
大韓航空は、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、より安全な空の旅を提供できるよう、IATAとさまざまな方法を模索していくとした。
(向野文乃)
(韓国)
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