CPTPP参加検討のため8つの運営小委員会を設置
(タイ)
バンコク発
2021年03月12日
プラユット内閣は3月9日、タイの環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)への参加の是非を決定するため、さらなる研究を行う8つの運営小委員会の設置を閣議で承認した。
2月5日に開催された国際経済政策委員会(委員長:ドーン・ポラマットウィナイ副首相兼外務相)で、CPTPP参加によるコストと恩恵について、より包括的に研究を行う必要があるとの合意がされており、今回の閣議ではそれが正式に認められた。研究結果は2021年4月中旬に内閣へ提出される。
8つの運営小委員会は、以下のとおり、課題ごとに設置される。
- 農業・種子に関する運営小委員会(委員長:農業・協同組合相、幹事:農業・協同組合省農業局長)
- 医療・公衆衛生に関する運営小委員会(委員長:保健相、幹事:保健省グローバル・ヘルス課長)
- 物品貿易、サービス貿易、投資に関する運営小委員会(委員長:商務相、幹事:商務省貿易交渉局長)
- 政府対政府、民間企業対政府の紛争解決に関する運営小委員会(委員長:外務相、幹事:外務省国際経済局長、共同幹事:外務省条約・法務局長)
- 電子商取引に関する運営小委員会(委員長:デジタル経済社会相、幹事:デジタル経済社会省の代表者)
- 政府調達に関する運営小委員会(委員長:財務相、幹事:財務省中央会計局長)
- 労働問題に関する運営小委員会(委員長:労働相、幹事:労働省労働者保護福祉局長)
- CPTPPによって悪影響を受ける産業の救済に関する運営小委員会(委員長:商務相、幹事:商務省貿易交渉局長)
(シリンポーン・パックピンペット、北見創)
(タイ)
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