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ベトナム保健省が新型コロナのワクチン接種計画を具体化

(ベトナム)

ホーチミン発

2021年02月25日

ベトナム保健省は、2月9日付決定1210/QD-BYTにより、ワクチン接種の優先対象者や接種スケジュールなどを定めた「COVAXファシリティー(注)により支援される2021年~2022年の新型コロナワクチンの受け取り、保管、配送および利用に関する計画」を承認した。2月23日に、政府ウェブニュースなどが報じた。

同決定によれば、ベトナム政府は集団免疫を確保するため、新型コロナウイルス対応ワクチンを全人口の80%に接種することを目標とする。ただし、2021年から2022年においては、ワクチン供給の現状を踏まえ、全人口の20%への接種を目指す。

ワクチンの接種を優先する11グループは以下のとおり。

  1. 医療従事者
  2. 感染予防従事者(あらゆるレベルの対策委員会、隔離地域のスタッフ、記録者など)
  3. 外交関係者、税関職員、出入国管理官
  4. 軍関係者
  5. 公安職員
  6. 教員
  7. 65歳以上の高齢者
  8. 必須サービス提供者(航空、運輸、旅行業、電気、水道サービスなど)
  9. 慢性疾患者
  10. 海外への留学・勤務・出張を希望する者
  11. 感染地域の住民

地方では、地域における発症・死亡状況、高人口密度の大都市か、交通の要衝か、などを評価軸にリスクの高低を踏まえて運用する。

第1四半期に医療従事者および感染予防従事者の95%に接種

COVAXファシリティーによる第1回供給分(488万6,000回分)のワクチン(英国アストラゼネカ製)のうち、2021年第1四半期に25~35%、第2四半期に65~75%を接種する。

第1四半期には、最前線の医療従事者(50万人)および感染予防従事者(11万6,000人)の95%(約60万人)を対象とする(1人2回接種)。

第2四半期には、保健省が高リスクと判断する税関職員(9,200人)、外交関係者(4,080人)、軍関係者(102万7,000人)、公安職員(30万4,000人)、教員(55万人)の95%(約180万人)を対象とする。

COVAXファシリティーは、人口の最大20%分まで支援することができるとしており、ベトナムにおいては、第3四半期以降、さらに約1,650万人、3,300万回分の供給が受けられる見込みだ。第3~第4四半期には、教員(75万人)、65歳以上の高齢者(760万人)、必須サービス提供者(193万人)、慢性疾患者(700万人)の95%(約1,640万人)が対象となる。

写真 アストラゼネカ製の新型コロナウイルス対応ワクチン(ベトナム保健省提供)

アストラゼネカ製の新型コロナウイルス対応ワクチン(ベトナム保健省提供)

(注)「COVAXファシリティー」は、世界保健機関(WHO)などが立ち上げた、新型コロナウイルス対応ワクチンの公平供給を目指す国際的な枠組み。

(比良井慎司)

(ベトナム)

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