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アントワープ港とゼーブルージュ港の合併発表

(ベルギー)

ブリュッセル発

2021年02月22日

ベルギーのゼーブルージュ港は2月12日、アントワープ市とブルージュ市がそれぞれの港の合併で合意したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。今回の発表により、2018年に始まった交渉が妥結し、2港の統合プロセスが開始された。統合には、ベルギー連邦政府の競争当局の承認などを得る必要があり、2021年中の統合完了を目指す。統合後はアントワープ市が新しい港の株式の80.2%、ブルージュ市が19.8%を保有することになり、「アントワープ・ブルージュ港」の名の下、グローバル・サプライチェーンの中で優位性を強化して持続的な成長を維持するとともに、低炭素経済への移行の先頭に立ち、経済と人、気候が融和した世界初の港を目指す。

各港の強みを強化・補完し、一体的な市場シェアの獲得目指す

アントワープ港は、フランスのトタルや米国エクソンモービルなど、世界的な石油大手が拠点を構え、欧州最大級の石油化学クラスターを形成するなど、石油化学産業に強みを持つ。一方、ゼーブルージュ港は、世界最大規模の完成車取り扱い港であるとともに、液化天然ガスの積み替え拠点となっている。両港の統合による効果を最大化するために、アントワープ・ブルージュ港は、2港の間の鉄道輸送や河川輸送の整備、パイプライン接続などを通して、相互接続性の強化を狙うとしている。

EU統計局(ユーロスタット)によると、2019年のコンテナ取り扱い貨物量で、アントワープ港はEU域内で2位、ゼーブルージュ港は20位となっている(添付資料表参照)。2019年の2港の取り扱い貨物量を合算すると、現状では1位のオランダ・ロッテルダム港に及ばないものの、今回の統合を機に各港が有する強みをさらに強化し、相互に補完することで、一体的に市場シェアの獲得を図る意向だ。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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