週末に各地でデモ、物流への目立った影響は見られず

(ミャンマー)

アジア大洋州課

2021年02月08日

ミャンマーで2月6日から7日にかけて、首都ネピドーや最大の商業都市ヤンゴン、第2の都市マンダレーなどで、権力を掌握した国軍に対する市民の抗議デモが相次いだ。ヤンゴン各地では8日早朝からも国軍に対する抗議デモが引き続き行われているが、日系物流会社によると、最大の貿易港であるヤンゴン港をはじめ、タイとの国境貿易の拠点となっているミャワディ税関の通関業務は機能しているもようだ。

日系物流大手A社によると、ヤンゴン港もミャワディ税関も通常どおり稼働しているものの、特にヤンゴン港の近く(ダウンタウンエリア)で国軍に対する大規模な抗議デモが行われている関係で、従業員の安全を確保することができるか、現在、懸念しているという。

日系物流大手B社によると、ミャワディ税関は通常稼働している。ミャワディ中心部では8日もデモが行われる可能性があるとの情報もあるが、自由貿易ゾーンは中心部から離れているため、影響は受けにくいとみているという。空港については、国内線の離発着は機能しているという。

(ミャンマー)

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