国際空港での出入国カード提出制度、3月1日から再導入へ

(ミャンマー)

アジア大洋州課

2021年02月26日

ミャンマー労働・入国管理・人口省は、国際空港から出入国する際にミャンマー人と外国人が機内や空港などで記入する出入国カードを提出する制度を3月1日から再導入する方針、と現地国営新聞「ミラー」が2月23日に報じた。ジェトロが空港の入国管理局に確認したところ、詳細はまだ決まっていないという。

この制度は2018年9月に廃止され、当時は旅行業界から歓迎されていた。他方、制度廃止のため、外国人の入国目的など(観光やビジネス、年収など)の把握が難しくなり、統計情報の収集が不便になったという声もあった。そのため、旅行業界として、何らかの手法での情報収集を検討していたという背景がある。

ミャンマーの国際空港では、新型コロナウイルス感染拡大への対策として、国際旅客便の着陸禁止措置が2月28日まで延長されている。このような措置は月末間近に発表されるため、3月以降の方針も間もなく明らかになるとみられる。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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