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寒波の影響で南部や中西部の完成車メーカーの工場が生産一時停止に

(米国)

アトランタ発

2021年02月19日

2月中旬に米国を襲った猛烈な寒波とそれに伴う停電、天然ガスの供給不足は、南部や中西部の完成車メーカーの工場の生産活動にも影響を及ぼしている。

自動車専門情報紙オートモーティブニュース(2月16日付)などの報道によれば、寒波が訪れた2月16日(米国時間)時点の状況では、ゼネラルモーターズ(GM)は、インディアナ、ケンタッキー、テキサス、テネシー各州の4つの工場において天候不順を理由に生産を一時停止した。フォードは、住民への供給が不足している天然ガスの消費を抑えることを理由に、主力車種のピックアップトラック「F-150」を生産するミズーリ州の工場での生産を2月22日まで1週間停止することを発表したほか、ミシガン州フラットロック工場、オハイオ州、加えてメキシコの工場での生産も一時停止した。ステランティス(旧フィアットクライスラー・オートモービルズ)も、オハイオ州の工場で日中のシフトを一時停止した。

日系完成車メーカーにおいては、日産は、2月15日および16日にテネシー州およびミシシッピ州の4つの工場での生産を一時停止し、トヨタは、2月16日にケンタッキー、インディアナ、テキサス、ミシシッピ、ウェストバージニア各州の5つの工場で生産を一時停止した。ホンダも、アラバマ、インディアナ、ジョージア、オハイオ各州の4つの工場で2月15日の夜間のシフトと16日の午前中のシフトを停止したほか、スバルも、2月16日にインディアナ州の工場でシフトの一部を停止した。

寒波に伴い大規模停電の起こったテキサス州(2021年2月16日記事参照)では、オースティンに半導体チップ工場を持つサムスン電子(韓国)、NXPセミコンダクターズ(オランダ)、インフィニオン・テクノロジーズ(ドイツ)の3社が、電力供給の中断による操業の一時停止を余儀なくされ(「ウォール・ストリート・ジャーナル」電子版2月17日)、半導体チップの世界的供給不足が自動車の生産体制に影響を与えている現状(2021年2月9日記事参照)に追い打ちをかけることとなった。

(石田励示)

(米国)

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