任天堂、カナダのゲームソフトウエア開発会社の子会社化を発表

(カナダ、日本)

米州課

2021年01月06日

任天堂は1月5日、カナダのゲームソフトウエア開発会社ネクスト・レベル・ゲームズ(NLG、本社:バンクーバー)の全株式を取得し子会社化すると発表した。

NLGは最高経営責任者(CEO)のダグラス・トロンズガード氏らによって2002年に設立され、約20年にわたり家庭用ゲーム機器向けソフトウエアの企画・開発を行っている。NLGは2005年から任天堂向けのゲーム開発に関わっており、任天堂が2019年10月に販売し、2020年9月末時点で783万本の売り上げがあるニンテンドー・スイッチ向けの人気ゲーム「ルイージマンション3」もNLGが開発を行っている。

任天堂はNLGを子会社化する理由として、NLGの開発ノウハウを含む開発リソースを安定的に確保できることや、NLGとの緊密な連携・人材交流によるゲームソフトウエア開発のスピードやクオリティー向上の効果が期待できることなどを挙げた。任天堂によると、NLGの株式取得はカナダ当局の承認手続きなどを経た上で、3月1日に実行する予定としている。

(中溝丘)

(カナダ、日本)

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