貿易促進公社、ブレグジット移行期間終了後の一部産業分野への影響を指摘
(ハンガリー、英国)
ブダペスト発
2021年01月07日
EU・英国間の通商・協力協定が12月24日に合意されたが、これに対するハンガリー国内メディアの反応は限定的だった。
ハンガリーからの輸出を支援する貿易促進公社(HEPA)へのヒアリング(1月5日)によると、「機械、自動車、電子機器分野などでは、ジャストインタイム方式をとるOEMの部品供給ネットワークに組み込まれていることから、対応が急がれる。医療機器や情報通信技術(ICT)分野、食品分野でも影響を感じているだろう」(コシス・ペーテル輸出・企業開発部長)としているが、HEPAに対して企業からの情報照会は特になく、専門の窓口を設けるには至っていないという。
また、ハンガリー商工会議所では事前準備として、12月に入りセミナーやイベントを通して企業向けに必要な情報提供に努めるとともに、ホットラインの開設なども行っているという。
(末廣徹)
(ハンガリー、英国)
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