累計感染者数が100万人に、欧州の感染拡大で規制を強化

(ペルー)

リマ発

2021年01月05日

ペルー政府は、2020年12月21日公布の大統領令第201-2020-PCM号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、緊急事態宣言を2021年1月31日まで延長する措置を取った。

また、欧州を中心に再び新型コロナウイルスの感染が拡大している事態を受け、政府は12月21日に運輸通信省令第968-2020-MTC/01号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発令し、12月22日から15日間、飛行時間8時間以上の全ての国際線の発着を停止した。その後、12月31日に大統領令第207-2020-PCM号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発令し、新型コロナウイルス変異種の感染が確認された全ての国から2021年1月1~3日の間に入国する者に対する抗原検査の実施と、4日以降に入国する全ての旅行者を対象として、14日間の強制隔離を求めた。なお、隔離先は自宅、臨時施設(パンアメリカン競技大会の選手村跡地など)やホテルなど一般宿泊施設だが、入国検査で変異型の陽性反応が出た者については、政府指定の臨時隔離施設での14日間の隔離が義務付けられる。

ペルーでは、12月22日に累計感染者数が100万人に達した。ピラール・マセッティ保健相は「感染者と死者数が再び増加傾向にある」ことを認めており、新たな水際対策が急務となっている。

(設楽隆裕)

(ペルー)

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