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タミル・ナドゥ州で新型コロナワクチン接種開始、他州と比べ低調

(インド)

チェンナイ発

2021年01月25日

インド全土で1月16日、新型コロナウイルスのワクチン接種が開始され、タミル・ナドゥ(TN)州でも同日、公立病院や民間のアポロ病院、MGMヘルスケアで、医療従事者向けを中心に接種が始まった。20日にはレラ医学研究所とサビータ病院の2つの民間病院が追加された(「ザ・ヒンドゥー」紙1月17日、21日)。TN州は既に53万2,000人の医療従事者2回分のワクチンを確保している(「タイムズ・オブ・インディア」紙1月21日)。

TN州では16日から20日の間に計3万3,670人(20日午後7時時点)がワクチン接種を受けた。しかし、17日時点で接種予定者のうち実際に受けた者の割合は全国36州の中で最も低い。

TN州が他州と比べ医療従事者の接種が進んでいない原因としては、一部の医療従事者が接種を望んでいないことや、政府の提供するワクチン接種管理アプリ「Co-WIN」で接種予定者に通知が届かないなどの不具合が挙げられている(「タイムズ・オブ・インディア」紙1月18日)。

そうした中、ラダクリシュナン州保健担当首席次官は、ワクチン接種者の中で副作用が出た例はないと述べるとともに、自ら接種を受けた。さらに、同首席次官は「Co-WIN」に不具合が発生していると認める一方、効率とスピードは改善する見込みだと述べた(「ザ・ヒンドゥー」紙1月18日)。その後、実際にソフトウエアが更新され、接種予定者があらかめ情報を登録できるよう改善が図られた。

ビジャヤバスカル州保健担当相は自身が近日中に接種予定であることを発表し、「初めは州内にためらいがあったが、経験のある年配の医者が接種したことで、より多くの人が接種しようとしている」と述べた(「タイムズ・オブ・インディア」紙1月21日)。

TN州の新規感染者数は12月末から1日当たり1,000人を下回り、現在の患者数も20日時点で5,314人となるなど、感染は縮小傾向にある。ロックダウンを徐々に緩和する措置が毎月取られ、現地の生活はほぼロックダウン前の状態に戻りつつある。

(浜崎翔太)

(インド)

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