2020年の自動車生産台数、前年比29%減の143万台

(タイ)

バンコク発

2021年01月26日

タイ工業連盟(FTI)は1月20日、2020年12月の自動車生産台数が前年同月比6.5%増の14万2,969台となったと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(添付資料表参照)。全体の61.7%を占める国内販売向けが30.6%増の8万8,236台、38.3%を占める輸出向けが17.8%減の5万4,733台となった。部門別では、乗用車が4.2%増の5万4,137台、ピックアップトラックなどの商用車が8.0%増の8万8,832台だった。

2020年1~12月通期では、前年比29.1%減の142万6,970台となり、期初目標の上限だった140万台を上回った。輸出向けが32.1%減の70万4,626台、国内販売向けが26.0%減の72万2,344台となった。部門別では、乗用車が32.6%減の54万2,437台、商用車が26.9%減の88万4,533台だった。FTIでは2020年の実績を踏まえ、2021年の国内販売用生産台数目標と輸出向け生産台数目標をともに75万台とし、総生産台数目標を2020年比5.1%増の150万台に設定した。

12月の国内販売台数は前月比3割増

12月の国内販売台数は前年同月比11.3%増の10万4,089台と10万台を超えた。前月比では31.5%増と大幅増になった。1~12月通期では、前年比21.4%減の79万2,146台となった。  

12月の輸出台数は、前年同月比5.2%減の6万8,481台と18カ月連続のマイナスとなった。完成車の輸出額は4.3%増の392億バーツ(約1,372億円、1バーツ=約3.5円)だった。また、完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は3.0%増の580億バーツだった。

1~12月通期の完成車の輸出台数は、前年比30.2%減の73万5,842台で、輸出額は24.7%減の4,109億バーツとなった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は24.7%減の5,919億バーツだった。

(高谷浩一、トンワニッチャノッパクン・ニチャーパッタラ)

(タイ)

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