高級車などぜいたく品輸入に関する外貨購入規制を発表

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2021年01月15日

アルゼンチン中央銀行は1月6日、特定の消費財と高級品の輸入について、輸入代金支払いに必要な外貨購入を規制する方針を発表した。消費財輸入の場合、国内の為替市場を通じた公定レートによる外貨取得を承認するのは、通関手続き開始から90日後とする。高級品の場合は、通関手続き開始から365日後とする。この措置は1月7日以降に原産地から出荷された製品に適用する。

措置の目的は、これら製品の輸入を規制することで1カ月当たり3億2,500万ドルの外貨流出を防ぐことにある。規制対象となるのは、高級車・高級二輪車、100万ドル以上のジェット機、プレジャーボート、1リットル当たり50ドル以上のシャンパン、ウイスキー、リキュール、その他スピリッツなどのアルコール飲料、キャビア、真珠、ダイヤモンド、その他宝石など。対象品目の詳細は、中央銀行コミュニケ(通達)A7201の付属書I(Anexo I)・付属書II(Anexo II)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。

現地報道(1月7日付「ラ・ナシオン」「クラリン」いずれも電子版)によると、対象の約80品目には、飲料水、電気オーブンや電子レンジ、食洗機、大型冷蔵庫などの家電、田植え機やコンバイン、噴霧機などの農業機械、500ドル以上の携帯電話端末と時計、完成車およびセミノックダウンのバイク、FOB価格3万5,000ドル以上の自動車などが含まれる。

1月7日付の現地紙「エル・クロニスタ」(電子版)によると、国内のエコノミストらはこの措置によって「品不足や国産品の価格が押し上げられる可能性がある」と指摘している。エコノミストらは、現時点の中央銀行のネットの外貨準備高は「わずか31億ドル程度」と推定しており、「今回の措置は通貨下落や外貨流出を妨ぐため」と分析している。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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