12月の輸出額、前年同月比6.1%減

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年01月12日

バングラデシュ輸出振興庁が1月に発表した統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、バングラデシュの2020年度上半期(7~12月)の輸出額は192億3,345万ドルで、前年同期比0.4%減となった(添付資料表参照)。主要品目の衣料品は3.0%減の155億4,557万ドル、そのうち、ニットは3.9%増の85億2,617万ドル、布帛(ふはく)は10.2%減の70億1,939万ドルだった。

12月単月の輸出額は33億986万ドル、前年同月比6.1%減で、衣料品は9.7%減の26億5,088万ドルだった。うち、ニットが0.5%減の13億8,982万ドル、布帛が18.1%減の12億6,105万ドルと衣料品輸出は低迷している。

在バングラデシュの日系繊維商社は「(衣料品の)主要輸出先である欧米向けの停滞もあり、12月の輸出額は停滞した。日本の市場は、例年であればクリスマス商戦・年末年始商戦で盛り上がりを見せるところだが、今シーズンは新型コロナウイルスの感染回避のために店頭で買い物する消費者は多くなく、衣料品の量販店や専門店ともに売れ行きが鈍かった。当社主要顧客(製造卸業)の1社は、12月の単月売上高が対前年同月比で3割も落ち込んだと聞いている。緊急事態宣言による影響も注視している」と話す。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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