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欧州委、EUで2件目となる新型コロナワクチン承認

(EU)

ブリュッセル発

2021年01月07日

欧州委員会は1月6日、欧州医薬品庁(EMA)の承認勧告の決定を受け、米国のバイオ製薬企業モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンの条件付き販売を承認したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。12月21日に承認したドイツのビオンテックと米国のファイザーが共同開発したワクチン(2020年12月23日記事参照)に続く、EUとしては2件目の承認となる。

欧州委は全EU加盟国を代表して、モデルナと1億6,000万回分の事前購入合意を締結しており、2021年第1四半期(1~3月)から第3四半期(7~9月)にかけて順次提供を受ける予定となっている。また、欧州委は12月29日、ビオンテックとファイザーが共同開発したワクチンに関しては、既存の2億回分に加えてさらに1億回分の追加購入を決定した。ファイザーによると、欧州委が購入した合計3億回分のワクチンは全て2021年中に提供されるとしている。

アストラゼネカなど、ほかのワクチン承認のめど立たず

これにより、EUは正式な承認申請が出されていたワクチンに関して、全て条件付き販売承認をしたことになるが、これに続いて新たなワクチンを近く承認するめどは現時点では立っていない。英国では12月30日に承認されて既に接種が開始されている英国のアストラゼネカのワクチンについて、ベルギーの英語系メディア「ブラッセル・タイムズ」紙などの現地報道によると、EMA高官の話として、1月中に同社製のワクチンの承認勧告が出される可能性は低いという。EMAは同社製のワクチンの早期承認に向けて、臨床試験の段階からデータの提供を受ける逐次審査(ローリング・レビュー)を既に開始しているものの、同社から正式な承認申請はまだ提出されておらず、現状では十分なデータが提供されていないためとしている。このほか、米ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のベルギーのヤンセンファーマが開発するワクチンに関しても、逐次審査は開始されているが、正式な承認申請は提出されていない。

(吉沼啓介)

(EU)

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