12月の新型コロナウイルス感染者数、前月比15.5%減

(バングラデシュ)

ダッカ発

2021年01月12日

バングラデシュでは1月に入り、1日の新型コロナウイルスの新規感染者数が1,000人を下回り、減少傾向が続いている。バングラデシュ伝染病研究所(IEDCR)によると、月単位では、2020年11月の感染者数が5万7,476人、陽性率が13.2%(検査数43万4,804)だったところ、12月はそれぞれ4万8,578人、10.7%(検査数45万4,897)となり、感染者数は前月比で15.5%減少した。また、1日当たりの平均感染者数は11月1,854人、12月1,619人と12.7%減少している。

バングラデシュでは、例年11月後半から気温が下がり始め、12月から2月中旬までが冬の季節となる。2020年については12月に入っても、例年ほど気温が下がっていない。バングラデシュ気象局によると、2019年12月のダッカの平均最高気温25.0度に対し、2020年12月は26.4度となっている。

日本企業の駐在員の再渡航や出張者受け入れも徐々に進んでいる。一時退避を継続する企業の駐在員の再渡航には、新型コロナウイルスの感染状況が重要な判断材料となっている。それだけに、今後の気温と新型コロナウイルス感染動向に注視する必要がある。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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