ウガンダ大統領選で現職が6回目の当選、野党は無効を主張

(ウガンダ、ケニア)

ナイロビ発

2021年01月19日

ウガンダで1月14日、5年に1度の大統領選挙が行われ、選挙管理委員会は16日に現職で国民抵抗運動(NRM)のヨウェリ・ムセベニ氏が当選したと発表した。ムセベニ氏は、有権者数が約1,810万人で、有効投票数約998万票のうち585万票を獲得、得票率は58.6%だった。対抗馬と目されていた野党・国民統一党(NUP)のロバート・キャグラニ(通称:ボビ・ワイン)氏の得票率は34.8%だった。

キャグラニ氏は、選挙に不正があったとし、無効を主張している。BBC、CNN、アルジャジーラなど各国メディアも、選挙当日にインターネットが遮断されたことを報道した。

今回で6回目の当選となるムセベニ氏は、1986年から35年にわたり政権を握っており、自身が持つウガンダ大統領の在任最長記録をさらに更新する。ウガンダの中央年齢は16歳といわれ(BBC1月17日)、国民の多くは政権交代を経験していないことになる。

(久保唯香)

(ウガンダ、ケニア)

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