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オランダ・英国間の物流はおおむね順調、輸送時間やコスト増などの懸念も

(オランダ、英国)

アムステルダム発

2021年01月06日

英国のEU離脱(ブレグジット)に伴う移行期間終了により、1月1日から英国との貨物輸送に必要な通関手続きなどが発生することになったが、オランダのロッテルダム港を管理するPort of Rotterdamは同日、英国向けの貿易拠点のロッテルダム、アイマウデン両港で大きな混乱もなく、フェリーターミナル周辺の混雑もなかったと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ただし、1日から3日までは年始の祝日と週末が重なったことから、通常の運行と比べて減便されており、ブレグジットの移行期間終了直前の数週間に平均を上回るフェリー貨物の輸送などが行われたこともあり、結論を出すには時期尚早だとしている。

ロッテルダム港では、英国との貨物の流れが可能な限りスムーズに、かつ、混乱が回避されるよう、ロッテルダム港当局や公共事業・水管理局、地方自治体、フェリー会社、税関、オランダ食品・消費者製品安全局(NVWA)、警察などが緊密に協力している。また、輸送貨物のデジタル事前通知を行う「Portbase外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が導入されており、フェリーターミナルには「Portbase」経由で事前に申請された貨物のみを受け入れることになっている。「Portbase」を利用していないトラックはターミナルへのアクセスが拒否されるが、これらのための特別な一時駐車場が設置されており、貨物のデジタル事前通知を申請できるよう最大24時間の滞留が可能な対応をとっている。さらに、公共事業・水管理局は、他の道路利用者の不便を最小限に抑えながら、フェリーターミナルから離れたトラックを迅速かつ安全に誘導できるように、臨時駐車場の設置、交通対策などを取っている。

在オランダ日系企業でも混乱などが生じているといった情報はジェトロに寄せられていない。進出日系企業の中には、移行期間終了を見越して顧客とも相談の上、2020年11月から12月にかけて数カ月先までの英国向け輸出の手続きを済ませており、1月中は輸送の混雑状況、リード・タイムなどがどの程度かかるのか様子を見ている企業もある。既に通関手続きにかかる追加経費などを含んだ輸送費の値上げの提示もあったようだ。

(高橋由篤)

(オランダ、英国)

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