11月の自動車生産台数、前年同月比で19カ月ぶりのプラスに

(タイ)

バンコク発

2020年12月22日

タイ工業連盟(FTI)は12月17日、2020年11月の自動車生産台数が前年同月比11.9%増の17万2,455台と、19カ月ぶりにプラスに転じたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(添付資料表参照)。全体の56.5%を占める国内販売向けが前年同月比18.6%増の9万7,441台、43.5%を占める輸出向けが4.3%増の7万5,014台となった。部門別では、乗用車が9.1%増の6万6,296台、ピックアップトラックなどの商用車が13.7%増の10万6,159台だった。

1~11月の累計では、前年同期比31.7%減の128万3,963台だった。輸出向けが33.0%減の64万9,893台、国内販売向けが30.2%減の63万4,070台となった。部門別では、乗用車が35.1%減の48万8,300台、商用車が29.4%減の79万5,663台だった。

国内販売台数も18カ月ぶりのプラスに転換

11月の国内販売台数は、前年同月比2.7%増の7万9,177台と、18カ月ぶりにプラスに転じた。1~11月の累計では、前年同期比24.7%減の68万8,057台となった。

11月の輸出台数は、前年同月比0.9%減の7万4,532台と17カ月連続のマイナスだったが、ほぼ前年並みに回復した。完成車の輸出額は8.4%増の427億バーツ(約1,451億円、1バーツ=約3.4円)だった。また、完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は9.0%増の623億バーツだった。

1~11月累計での完成車の輸出台数は、前年同期比32.0%減の66万7,361台で、輸出額は26.9%減の3,717億バーツとなった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額も26.8%減の5,339億バーツと落ち込んだ。

(高谷浩一、トンワニッチャノッパクン・ニチャーパッタラ)

(タイ)

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