個人消費刺激策第2弾「コン・ラ・クルン」、12月16日から受付開始

(タイ)

バンコク発

2020年12月16日

タイ政府は12月8日の閣議外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて、個人消費刺激策「コン・ラ・クルン(タイ語で『半分ずつ』」の意)」の延長を決定。これを受けて、財務省は14日に同政策の詳細を公表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

財務省発表の要点は以下のとおり。

  • コン・ラ・クルンの新規登録者の受付は12月16日から開始。
  • 補助対象者は18歳以上のタイ国籍を有する者で、対象者数は500万人を上限とする。
  • 1日当たりの補助金額の上限を150バーツ(約510円、1バーツ=約3.4円)とし、1人当たり3,500バーツを上限に消費支出を補助する。
  • 補助対象期間は2021年1月1日から3月31日まで。

コン・ラ・クルンとは、市場や屋台などでの消費支出に対し、支出金額の半額を政府が補助する消費喚起策で2020年10月に開始された。当初の対象者数は1,000万人で、1人当たりの補助金額の上限は3,000バーツだったが、今回、対象者数を500万人追加するとともに、上限金額を500バーツ上乗せする。

財務省によると、2020年12月13日時点での参加店舗数は97万店以上となっており、約954万人が登録している。10月からの累積支出金額は約433億3,000万バーツとなり、最も使用金額の大きい地域は、バンコク、ソンクラー県、チョンブリ県、チェンマイ県、ナコンシタマラート県の順になっている。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

ビジネス短信 e911d1b65a585b4c