ミャンマー、各種制限措置を12月31日まで再延長

(ミャンマー)

ヤンゴン発

2020年12月16日

ミャンマーの新型コロナウイルス予防・制御・治療国家中央委員会は12月13日、外出時のマスク着用義務や、午前0~4時の夜間外出禁止、集会の禁止、入国ビザの発給停止などの各種制限措置について、これまで緩和された措置を除いて、その期限を12月15日から12月31日まで延長すると発表した。また、国際旅客便の乗り入れ禁止については、12月31日までとなっている。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、9月上旬から運航が停止されていた国内旅客便については、感染予防措置とガイドラインを設定した上で12月16日から運航再開し、国際旅客便についても可能な限り早期再開に向けた準備を進めていると現地の複数のメディアが報じている。ミャンマー国内での感染はいまだ終息していないが、政府は経済回復を目的に各種規制緩和策を講じている(2020年12月11日記事参照)。新型コロナウイルス感染者が国内で初めて確認された2020年3月以降、長期にわたり全面的に禁止されてきた国際旅客便の乗り入れについても緩和される可能性が高まっている。

ミャンマーではここ数週間、1日当たり1,000人以上の新規感染者が継続して確認されており、12月8日には累計感染者数が10万人を超えた。保健・スポーツ省の発表によると、12月13日時点の感染者数は累計10万8,342人、回復者数は累計8万6,795人、死者数は2,268人、総検体数は143万7,751人となっている。

(細沼慶介)

(ミャンマー)

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