連邦政府とサンパウロ州政府が新型コロナウイルス感染拡大対策を強化

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年12月25日

ブラジル連邦政府は12月17日、共同省令630号を公布し、12月30日以降にブラジル国外から空路で入国する旅行者に対し、国籍を問わず、航空機の搭乗72時間前に実施されたPCR検査による検査陰性証明書の提出を定めた。また、ブラジル滞在中に、同国の衛生管理措置の順守を約束する旅行者健康状態申告書(紙または電子媒体)の提出も必須となった。これら2つの必要書類は、搭乗前、搭乗便を担当する航空会社に提示すべきものとなっている。同共同省令は同日官報掲載され、即日施行した。

また、サンパウロ州政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、12月22日に、12月25~27日、2021年1月1~3日の計6日間、一時的に同州の経済活動再開計画を最も厳しいフェーズ1(赤)へ後退させると発表した。同州政府の公式ウェブサイト(12月22日付、ポルトガル語原文)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによれば、商店、オフィス、レストラン、バー、ジム、美容院、その他文化施設などの対面営業が禁止される。一方、薬局、市場、パン屋、ガソリンスタンド、クリーニング、ホテルなど必需サービスは、引き続き営業が可能だ。

(古木勇生、エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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