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ワクチン投与、12月27日からリスクに応じて段階的に開始

(ドイツ)

ベルリン発

2020年12月23日

ドイツ連邦政府は12月18日、新型コロナウイルスのワクチン接種を27日に開始する予定であることを発表した。イェンス・シュパーン保健相が記者会見で、ワクチン接種に関する政令とそれに基づくワクチン接種計画を説明し、「ワクチン供給量に限りがあるため、ワクチン投与に優先順位をつけている」と述べた。

疾病に弱くかつ感染リスクが高いとされる人々の保護を最優先し、国民を3つのグループに分け、段階的にワクチンを投与する。最優先の第1グループは、80歳以上の者、高齢者施設や介護施設の入居者とその介護職員や施設職員、集中治療室や緊急治療などに従事する医療関係者など。第2グループは、70歳以上の者、臓器移植を行った者など疾病リスクが高い者や警察機動隊員など。第3グループは、60歳以上の者、慢性腎臓病や慢性肝疾患、自己免疫疾患、がんなどの疾病リスクが高い者、警察や消防、教育、司法分野などの職員、家庭医や検査機関の職員、物流や交通機関の従業員、生活必需品の小売業の販売員などとなっている。

2021年1月末までに、ドイツ全土で300万~400万回分のワクチン接種を行い、第1四半期(1~3月)には1,100万~1,300万回のワクチン接種が見込まれる。

ワクチンは、米国の製薬会社大手ファイザーとドイツのバイオ医薬ベンチャーのビオンテックが共同開発したmRNAワクチンが使用される(2020年3月25日記事2020年9月25日記事参照)。ワクチン接種は任意とし、費用は連邦政府が負担するため無料となる。接種の権利を有するのは、ドイツに住所を有する者、日常的に滞在する者、ドイツに居住していないが特定の介護施設で働いている者。接種は各州に設置されたワクチン供給センターで行われる。

なお、欧州委員会は12月21日、ファイザーとビオンテックが開発したワクチンに条件付き販売承認(CMA)を付与した(2020年12月23日記事参照)。新型コロナウイルスのワクチンとしてはEU初。26日に各国への出荷が開始される予定。2億回分のワクチン配布は2021年9月までに完了する予定。

(中村容子)

(ドイツ)

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