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イラン、米新政権に国際的な義務の順守要求

(イラン、米国)

テヘラン発

2020年11月11日

イランのセイエド・アリ・ハメネイ最高指導者は11月3日、米国大統領選挙の投票に先がけて、「米国に関しては、イランは計算された明確な方針を持っており、誰が米国の大統領になろうと、変わることはない。今日は米国大統領選の投票日、イラン国内でも誰が当選するべきか話題になっているが、(選挙の結果は)イランの方針に全く影響を与えない。私たちにとっては何の懸念もない」と述べ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、ドナルド・トランプ、ジョー・バイデン両氏のどちらが当選しても、イランの政策に変更はないとした。

ハッサン・ローハニ大統領も4日、同様に誰が大統領に選出されようと関係ないとしながらも、「米国が法と全ての国際的および多国間条約に戻り、イランを尊重することが重要だ。われわれは制裁ではなく尊重されたい。違法で抑圧的な制裁の代わりにわれわれが尊重されれば、状況は変わるだろう」と述べた外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

新政権が国際的な枠組みに戻ることを期待

バイデン氏の当選が確実となったことを受け、ローハニ大統領は8日、米国によってもたらされた経済戦争におけるイラン国民の抵抗の勝利を強調するとともに、「トランプ政権の有害な政策は世界中の国々だけでなく、米国民によっても反対された。米国の新政権は過去の過ちを埋め合わせ、国際的な義務を順守し、世界的な規制を尊重する道に戻る時だ」と述べた外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

また、エスハグ・ジャハンギリ副大統領は7日、自身のツイッターに「トランプ氏と彼の冒険的で交戦的なチームの時代は終わったが、トランプ氏による最大限の圧力とソレイマニ司令官の暗殺によってもたらされた苦しみをわれわれは忘れないだろう。米国の破壊的な政策に変化がみられ、(米国が)国際的な法と義務に戻り、われわれの国家を尊重することを願っている」と投稿した。モハンマド・ジャバード・ザリフ外務相も8日、「アメリカ人は意見を表明した。世界は、新しい指導者たちが外圧的な前政権の破壊的で違法な虐げを放棄し、多国間主義、協力、法の尊重を受け入れるかどうかを見ている」とツイッターに投稿し、米国が国際的な枠組みに戻ることへの期待を述べた。

一方、ハメネイ最高指導者は選挙後に公式のコメントを出していない。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン、米国)

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