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アグアスカリエンテス州が操業規制を強化、メキシコ市はQRコードによる感染経路把握を開始

(メキシコ)

メキシコ発

2020年11月19日

メキシコのアグアスカリエンテス州は11月16日、州官報で条例外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公布し、11月17~30日の期間、医療や治安関連の不可欠なサービスや生活必需品を扱うスーパーマーケットや商店などを除き、原則として同時に5人を超える顧客に対してサービスを提供する商業、サービス業の操業を禁止した。農業や鉱工業は操業規制の対象外とされているため、自動車産業などの製造業は操業を継続できる。また、製造業を顧客とする物流サービスも規制対象外になるため、日系フォワーダーや倉庫業者の操業も継続が可能だ。

首都メキシコ市は11月13日付市官報で条例PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公布し、11月18日から屋内商業施設の利用者に対して「入店記録データ」の登録を義務付けた。利用者は入店する際に、商業施設ごとに定められたQRコードをモバイル端末でスキャンし、その後、インターネット上の画面で携帯電話番号を入力する。当該商業施設で新型コロナウイルス感染者の存在が確認された場合に、同時刻に施設内にいた人間(携帯電話番号を通知した人)に対し、市の衛生当局から連絡が入り、症状を確認し、PCR検査、または市が新たに導入した抗原検査を受けることを勧める。QRコードを読み取れるモバイル端末を所持していない場合は、QRコードの下に表示されている9桁の番号を、ショートメッセージ(SMS)で51515番に送付することになる。同監視制度の導入のため、市の衛生当局から操業許可を得ているレストランや商店などの事業者は、メキシコ市の衛生当局の指定サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでQRコード付きの衛生プロトコル順守宣誓・承認文書を入手し、店内のアクセスしやすいところに掲示する必要がある。

複数の州で新規感染者の増加が続く

メキシコにおける新型コロナの感染状況は、南東部カンペチェ州やチアパス州など一部の州では安定的に新規感染が低下傾向にあるが、首都メキシコ市やアグアスカリエンテス州、ケレタロ州など中央高原諸州、チワワ州、ドゥランゴ州、コアウイラ州など北部や北東部の工業州では感染が再拡大している。発症日別の新規感染者数を週単位でみると、今回規制が強化されたアグアスカリエンテス州では、第38週(9月13~19日)、第39週(9月20~26日)、第40週(9月27日~10月3日)、第41週(10月4~10日)、第42週(10月11~17日)、第43週(10月18~24日)、第44週(10月25~31日)と7週連続で前週を上回った。第45週(11月1~7日)のデータは未確定患者が多いため、今後増える可能性がある(添付資料図1参照)。首都メキシコ市でも、第39~43週に5週連続で前週を上回ったが、第44週は前週を下回った(添付資料図2参照)。両州とも病床利用率が上昇傾向にあり、過去1カ月強でアグアスカリエンテス州は一般病床利用率が26ポイント、人工呼吸器付き病床利用率が21ポイント、メキシコ市はそれぞれ16ポイント、14ポイント上昇している(添付資料表参照)。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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