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ヘルスケアスタートアップ、京都から世界にPR、ジェトロなどが開催

(米国、英国、京都)

京都発

2020年11月04日

ヘルスケア分野の国内外のスタートアップ企業のグローバル展開を支援するピッチイベント「HVC KYOTO(Healthcare Venture Conference KYOTO)」が10月19日、京都リサーチパーク(以下、KRP)およびオンラインで開催された。このイベントはジェトロとKRPなどが2016年から毎年開催している。5回目の今回は26社の国内外のスタートアップがピッチを行ったほか、米国や英国のエコシステムを紹介するセッションが開催され、前回を大きく上回る延べ約350人が参加した。

基調講演には、ヘルスケア分野で世界をリードする米国ボストンでインキュベーション施設を運営するLabCentral/BiolabsCEOのヨハネス・フルハーフ氏と、ゲノム編集技術によって希少疾患への治療薬を開発しボストンにもラボを構えるモダリス代表取締役CEO(最高経営責任者)の森田晴彦氏が登壇した。フルハーフ氏は、大学や研究機関が集積するボストンのスタートアップ・エコシステムの特徴を説明したほか、2019年10月に覚書(MOU)を締結した京都市とのラボの設置に向けた議論を前進させたいと語った。森田氏は、「新型コロナ禍」にもかかわらず創業から4年7カ月で東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たした経験談を発表し、ライフサイエンス分野でスタートアップが成長するための人材獲得や資金調達に関する心得を紹介した。

英語によるピッチセッションには、事前に製薬企業や専門家からメンタリングを受けた、創業間もないシード・アーリーステージ(注)を中心とするスタートアップが登壇し、事業提携や資金調達に向けてPRした。

海外での成長が期待できる企業を対象にした「ジェトロ賞」は、免疫システム解析プラットフォームを提供するRepertoire Genesisが受賞した。同社取締役兼社長執行役員の山口栄一氏は、これまでに活用してきた世界的なヘルスケアイベントであるBIOへの出展支援事業に感謝を述べるとともに、ジェトロ・アクセラレーション・ハブなどの支援による今後の海外への拡大に意欲を示した。

京都府と京都市、ジェトロ京都による、外国人の起業を支援するスタートアップビザプログラムの愛称を冠した「Startup Capital Kyoto賞」は、健康診断の人工知能(AI)アプリを提供するオーストリアのMEDICUS AIが受賞した。

英国からはイノベーション支援政府機関Innovate UKや、細胞・遺伝子治療産業支援機関Cell and Gene Therapy Catapultのほか、スタートアップ企業2社が登壇し、日本企業との協業や研究開発などの拡大を望んだ。

写真 「ジェトロ賞」を受賞したRepertoire Genesisの山口栄一氏(左)(ジェトロ撮影)

「ジェトロ賞」を受賞したRepertoire Genesisの山口栄一氏(左)(ジェトロ撮影)

(注)シードステージとは、ビジネスモデルやコンセプトはあるが、製品やサービス化はできていない準備段階のこと。アーリーステージとは「会社設立後、事業が軌道に乗るまでの時期」のこと。

(大井裕貴)

(米国、英国、京都)

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