米連邦議会選挙、上下院とも接戦

(米国)

米州課

2020年11月04日

米国大統領選挙と同時に、連邦議会選挙の投開票も11月3日に行われた。定数435(任期2年)の全議席が改選される下院は、改選前外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは民主党232議席、共和党197議席、無所属1議席、空席5議席となっていた。CNNの報道によると、日本時間4日午後1時(米東部時間11月3日午後11時)時点で、民主党は98議席、共和党は138議席となっている。米政治情報サイトのリアル・クリア・ポリティクス(RCP)の選挙直前予測では、民主党優位は209議席、共和党優位は182議席で、接戦は44議席となっていた。

定数100(任期6年)の上院では、35議席が改選された。改選前の保有議席数は、共和党の53議席に対し民主党は47議席(無所属2議席を含む)で、改選数は共和党の23議席に対し、民主党12議席となっていた。CNNの報道によると、共和党、民主党とも42議席の獲得を確実にした。RCPの選挙直前予測では、非改選議席を含めると民主党優位は45議席、共和党優位は46議席で、接戦は9議席となっていた。

注目の選挙区では、コロラド州で民主党候補のジョン・ヒッケンルーパー全州知事が共和党現職のコリー・ガードナー氏に勝利した。また、改選州の1つである南東部テネシー州では、前駐日大使のウィリアム・ハガティ氏が共和党から立候補し、勝利を確実にした。

(中溝丘)

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