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第3四半期のGDP成長率は前年同期比マイナス2.5%

(オランダ)

アムステルダム発

2020年11月19日

オランダ中央統計局(CBS)は11月13日、2020年第3四半期の実質GDP成長率(速報値)を前年同期比でマイナス2.5%と発表した。なお、前期比では7.7%だった(添付資料表1参照)。

需要項目別にみると、最終消費支出のうち、家計支出は前年同期比4.8%減で、GDP成長率を2.2ポイント押し下げた。新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻っていないものの、前期の12.7%減から改善した。外出自粛要請などにより宿泊、飲食、レクリエーションなどでの支出は減少したが、食品、家具、電化製品などの支出が増加した。また、これら分野の小売業は第3四半期に記録的な成長をした。他方、政府支出は、医療分野での支出増加などにより1.9%増となり、GDP成長率を0.5ポイント押し上げた。

総固定資産形成は前年同期比4.2%減で、家計消費とともにGDP成長率を押し下げる要因となった。特に住宅、オフィスビル、インフラ、乗用車、大型トラックなど輸送機器への投資が減少した一方、在宅勤務の導入によりコンピュータへの投資は増加した。

財・サービスの輸出入は、輸出が前年同期比3.9%減だった。特に、石油製品の輸出と、海外からの旅行者の支出減によるサービス輸出が、前年同期に比べ大幅に減少した。サービス輸入も、海外を訪問するオランダ人の支出減などにより15.1%減となり、純サービス輸出がGDP成長率に寄与した。

産業別にみると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で限定的な運営を余儀なくされている文化、レクリエーションなどが前年同期比23.9%減で大幅な減少になった(添付資料表2参照)。商業、交通、宿泊、フードサービスは2.3%減だった。感染拡大防止措置の段階的な緩和により(2020年5月12日記事参照)、宿泊、外食業などでは減少幅が小さくなった。一方、公共サービス、教育、医療・福祉は0.5%増となった。これまで新型コロナウイルス感染拡大により医療サービスやケアサービスなどを受けられなかった利用者が、一部利用を再開したためとみられる。製造業は2.1%減だった。

(高橋由篤)

(オランダ)

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