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米最大規模のスタートアップイベント「テックデー2020」が開催

(米国)

ニューヨーク発

2020年11月26日

米国最大規模のスタートアップイベント「テックデー・オンライン2020」が11月17~19日に開催された。テックデーは2012年から毎年開かれており、今回で9回目を迎えた。従来はニューヨークやロサンゼルスなど各地で1日限りのイベントとして対面方式だったが、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、初めてオンラインでの実施となり、名称を「テックデー・オンライン」として3日間にわたるイベントに再編された。主催者によると、今回の出展企業は約200社、参加者は約1万5,000人に上った。

今回、参加者のオンライン体験を快適にするようさまざまな工夫がなされた。参加者はイベント専用の「バーチャル・プラットフォーム」を通じて、自身のプロフィールを作成する過程で、興味のあるスタートアップ企業の分野や、事業展開への関心事項などの詳細を記入。これらのプロフィール情報をプラットフォームに搭載された人工知能(AI)が分析し、参加者と出展企業などのマッチングを行う推奨機能が組み込まれており、チャット機能も導入された。オンライン会場では、テック業界の関係者を招いて行うパネルディスカッションのライブ映像が配信され、参加者同士のネットワーキングの場も設けられた。

写真 パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

ニューヨーク市経済開発公社シニア・バイス・プレジデントのカレン・バティア氏は基調講演で、ニューヨークが世界2位のテックハブに成長した経緯と実績をアピールした。この成長を導いた要因として、政府主導のデジタル産業振興政策や、スタートアップの成長を促す支援機関や投資家の存在に加え、優れた学術機関や優秀な人材が豊富であることを挙げた。一方で、新型コロナウイルス感染拡大がマイノリティー層に深刻な影響を及ぼしている点を指摘し、テック業界でも多様性を推進する重要性を強調した。この一環として、ニューヨーク市が建設を進めているテクノロジー・スタートアップの支援拠点「ゼロ・アービング」の活動内容を紹介。この施設には、テック関連の仕事に就くための能力をより多くの人々が容易に獲得できるよう教育訓練センターが設置される。2021年に完成の予定で、600人分の新規雇用の創出が見込まれている。

写真 ニューヨーク市経済開発公社の取り組みを紹介する講演者(ジェトロ撮影)

ニューヨーク市経済開発公社の取り組みを紹介する講演者(ジェトロ撮影)

ジェトロはピッチイベント開催

ジェトロが主催したセッションでは、日本と米国のスタートアップや投資家などをつなぐピッチイベントの場が設けられ、スタートアップが投資家や大手企業からの資金調達などを目的として、自社製品やサービスを紹介するピッチが行われた。アルケリス(Archelis、本社:横浜市)は、長時間の立ち仕事で足腰の負担を軽減するアシストスーツ「アルケリス」の開発・販売を手掛けており、今後の海外展開に向けて現地企業や投資家に連携を呼び掛けた。また、日本の大企業などからも、スタートアップに対して自社のニーズを発信し、新たな連携やビジネスにつなげるリバースピッチが行われた。

(樫葉さくら)

(米国)

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