韓国政府、RCEPを通じたルール整備に期待

(韓国)

ソウル発

2020年11月19日

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉国のうち、インドを除く15カ国(ASEAN10カ国、日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド)が11月15日に同協定に署名したことを受け、韓国の関係省庁は同協定を通じた幅広い分野のルール整備に期待感を示した。

サービス・投資については、文化コンテンツ・流通・物流などにおいて韓国・ASEAN FTA(自由貿易協定)よりASEAN諸国が市場開放の水準を高め、最恵国待遇の導入などを通じてより高水準の投資自由化基盤を確保、投資活性化のための域内の環境を整備したと表明した。知的財産権分野でも、韓国・ASEAN FTAより韓国企業の権利を効果的に保護できるとみている。

韓国にとってセンシティブ品目の農林水産物については、既に締結しているFTAの範囲内で品目を開放する。特に、コメ、ニンニク、タマネギ、トウガラシ、リンゴなどの主要センシティブ品目やエビ、イカ、タイ、ブリなど輸入額が大きい品目を除外し、韓国の農林水産業への被害を最小限にとどめた(添付資料表参照)。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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