韓国銀行、中国人民銀行との通貨スワップ契約期間を延長
(韓国、中国)
ソウル発
2020年10月26日
韓国銀行(中央銀行)は10月22日、2009年4月の新規締結以来、3回にわたり更新してきた中国人民銀行との2国間通貨スワップ契約期間を延長すると発表した。
今回の更新契約では、スワップ規模が既存の64兆ウォンから、70兆ウォン(約6兆4,400億円、1ウォン=約0.092円)へ拡大し、中国が締結した通貨スワップ契約の中では、香港と並ぶ最大規模となった。さらに、契約期間も3年から5年に伸び、満期は2025年10月10日となる。
韓国銀行は契約期間の拡大について、「満期延長の時期に発生する不確実性を縮小したことに意義がある」と評価し、「国際金融市場の変動性が高い時期においても、貿易取引の自国通貨での決済を保障することにより、域内金融の安定に寄与する」とした。
〔諸一(ジェ・イル)〕
(韓国、中国)
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