パキスタン政府、コロナに関する入国と自己隔離のガイドラインを発表
(パキスタン)
カラチ発
2020年10月05日
パキスタン政府は9月24日、国際旅客の入国にかかるガイドラインを発表した(2020年9月24日から12月31日まで有効)。航空当局も9月24日、ツイッターで入国にかかるSOP(標準行動手順)を発表した。主な内容は以下のとおり。
- 乗客は、「Pass Track Mobile App」と呼ばれるアプリをGoogle PlayかApp Storeからスマートフォンにダウンロードしなくてはいけない。
- 10月5日以降、全ての国際線の乗客は、パキスタンへの旅行を始める96時間以内に受けた、新型コロナウイルスのPCR検査の陰性証明書が必要。ただし、日本を含むカテゴリーAの38カ国から来る乗客についてはPCR検査が免除される。カテゴリー分けは、国家保健サービス省により2週間ごとに見直される。
また、国家保健サービス省は9月26日、自己隔離(home/self_quarantine)のガイドラインを発表した。主な内容は以下のとおり。
- このガイドラインは、国際線でパキスタンに到着した乗客らに対して、「接触者」の自己隔離についてのガイドラインを示す。
- 以下の者は、接触者とみなされる。コロナ感染者あるいは感染を疑われる者と直接、物理的に接触した者、感染者あるいは疑われる者と15分以上、空間を共有した者、推奨される防護用具を使用せずに感染者あるいは疑われる者を看病した者。
- 接触者は、自宅で隔離され、家族との接触を制限し、10日間過ごす。
- 国際線の乗客は、パキスタン到着日から10日間自己隔離することを推奨(suggested)される。
(山口和紀)
(パキスタン)
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