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トルコのスタートアップ、視覚障害者支援で協業呼び掛け

(トルコ)

イスタンブール発

2020年10月14日

ジェトロは、日本最大級のテックイベント「CEATEC 2020 ONLINE外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(2020年10月20~23日)において、ニューノーマル下で活躍する海外スタートアップからなるゾーン「JETRO Global Connection」を設置するのに先立ち、オンラインセミナー「JETRO Global Connection @CEATEC 2020 ―ニューノーマル時代の世界の潮流に触れる」を開催している。10月8日に開催された第2弾の「Health Tech Night」には、CEATEC参加予定企業の1社として、トルコからWeWALK外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが参加した。 

WeWALKは、視覚障害者向けのスマート白杖を開発するトルコのスタートアップだ。共同創業者の1人、キュルシャット・ジェイラン氏も視覚障害を持っており、ユーザー目線で技術を活用した製品開発を行っている。超音波センサーによる上半身部分の障害物検知・警告、スマートフォンとの連携によるタッチパットや音声操作、音声ナビゲーションなどの機能を用いて、目の不自由な人々の社会活動を支える。TIME 誌ベスト・イノベ―ション2019外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますや、エジソンアワード(2018)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの金賞にも選ばれている。

写真 セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

写真 Q&Aセッションに参加する共同創業者の1人ギョクハン・メルチルレル氏 (ジェトロ撮影)

Q&Aセッションに参加する共同創業者の1人ギョクハン・メルチルレル氏 (ジェトロ撮影)

オンラインセミナーにおいて、共同創業者の1人であるギョクハン・メルチルレル氏は、「新型コロナ禍」で視覚障害者が社会的・経済的に不安を抱えていること、また、日本が「Society 5.0」を未来社会のコンセプトとして掲げ、テクノロジーによって年齢や障害にかかわらず誰もが平等に参画できる社会を目指していることに触れた。そして、同社として、「日本の視覚障害者のコミュニティーに貢献するためには、日本でのパートナーが必要」で、「年齢を重ねる中で目が不自由になった高齢者にも役立つかもしれない」と、日本企業に協業を呼び掛けた。

WeWALKは、これまで国内外の企業と協業してきた。トルコの有力財閥であるゾルル・ホールディングは、メンタリングや、傘下の家電大手ヴェステルを通じた製品開発・生産支援を行った。英国マイクロソフトは、アクセラレーションプログラム「AI for Good」を通じて支援し、インペリアル・カレッジ・ロンドンや英国王立盲人協会(RNIB)とは室内ナビゲーションシステム導入で協業した。直近では、トルコの代表的スタートアップのインサイダーが、100人の目の不自由な学生にWeWALKの杖(つえ)を届けるチャリティ・キャンペーン「WeWALKチャレンジ」を呼び掛けたところ、多数の企業の協力により、目標は10月2日に達成された。

「CEATEC 2020 ONLINE」を通じ、ニューノーマルにおける社会課題の解決に向けた、日本・トルコの協業の創出が期待される。

(エミネ・ギョンジュ、中村誠)

(トルコ)

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