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教育機関の閉鎖を10月31日まで延長

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年10月05日

バングラデシュ政府は10月1日、全国の教育機関の閉鎖を10月31日まで延長すると発表した。新型コロナウイルス感染対策のため、3月17日以降、教育機関は閉鎖されており、これまで10月3日までの閉鎖を予定していたが、閉鎖期間を延長する。これにより閉鎖は7カ月以上となる。

バングラデシュでは3月26日から政府機関や民間オフィスなどの休業措置を取ってきたが、5月31日から徐々に制限を緩和し、9月1日以降、事実上の規制は解除されている。

一方、教育機関の閉鎖はいまだ継続しており、各機関は遠隔教育などを通じて教育の提供に取り組んでいる。ジェトロのヒアリングによると、小学1年生の娘をダッカ市内の私立学校に通わせる男性は「授業は毎日、Zoomを利用して受講し、教師と生徒の相互方向のやり取りはできている。しかし、学校が再開し、直接授業を受けられるのが一番」と話す。一方、南東部コミラの公立学校に通う小学2年生の娘を持つ男性は「政府が3月末からテレビ配信している教育番組を利用しているが、基本的には自宅で教科書を使っての自習となる。教育機関が閉鎖されているため、通常に比べ、教育は大幅に遅れている」と心配している。

バングラデシュで教育事業を展開する日系企業も教育機関の閉鎖に影響を受けている。日本語教室を運営する志&和子ブイヤンジャパニーズカルチュラルセンターの学校長・岡林邦明氏は「日本語を学ぶ生徒の多くは、学校や学生寮が閉鎖されているため、故郷に帰っている。そのため、日本語教室も閉鎖し、全授業をオンラインで実施している。教育機関が再開すれば、生徒もダッカに戻ってくるため、オフラインの日本語教室も再開する予定」と語る。

9月の新型コロナウイルスの新規感染者数は1日平均1,683人となり、前月の2,433人に比べて30.8%減少している。9月の陽性率も12.7%と、前月の20.3%と比べて大幅に減っている。しかし、いまだ収束のめどは立っておらず、教育機関の再開時期について、バングラデシュ政府は難しい判断を迫られている。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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