10月から商業旅客便の受け入れ国の制限解除

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年09月30日

バングラデシュ航空局は9月27日、新たに商業旅客便の受け入れ措置を発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。10月1日以降、一定の条件下で商業旅客便の受け入れ制限を解除する。

10月から受け入れ可能とする条件は、搭乗者数について、通路が2つの機体の場合は260人以内、通路が1つの機体では140人以内に制限するとしている。また、エコノミークラスの最後尾の列、ビジネスクラスは最低1席を空席とすることを求めている。この条件を満たした上で10月以降は受け入れ国の制限がなくなり、商業旅客便の運航が可能となる。

また、バングラデシュは9月1日以降、バーレーンと中国、マレーシア、モルディブ、オマーン、カタール、スリランカ、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、英国の10カ国からの商業旅客便の受け入れを可能としていたが、9月27日からはサウジアラビアとシンガポールからの受け入れも可能とする通達も同日発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

バングラデシュ入国の際は、出発前72時間以内に発行された健康証明書の提出や、入国後14日間の自己隔離も必要となっている。出国時は、国として健康証明書の提出は課していないが、各航空会社が独自に健康証明書の提出を必要としている場合があり、利用する航空会社に確認が必要だ。

日系旅行会社HISダッカ支店の熊木大輔支店長によると、9月29日時点で、マレーシア航空(成田発、水曜日、金曜日の週2便)での再渡航が総移動時間が17時間程度で、最短ルートだという。タイ航空は11月末まで運休、シンガポール航空は再開のめどが立っていない状況、エミレーツ航空やカタール航空も利用は可能だが、総移動時間が長いことに加え、各経由地からダッカ区間は搭乗率が非常に高い状態となっているという。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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