広州交易会、10月もオンラインで開催の予定

(中国)

広州発

2020年09月29日

中国商務部は9月10日、第128回中国輸出入商品交易会(広州交易会)を10月15~24日、春季に引き続き、オンラインで開催することを発表した。

広州交易会は毎年、春と秋に2回開催されており、6月15~24日に行われた春季の交易会は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、初めてのオンライン開催となった(2020年7月8日記事参照)。約2万6,000社の出展企業が180万品目を展示し、オンライン会場へは史上最多の217カ国・地域からの来場があった。

商務部の高峰報道官は、オンラインで開催される広州交易会は中国の対外開放のプラットフォームとし、新型コロナウイルスの防疫体制が常態化する中、交易会を通じて対外開放と貿易安定化を後押しし、産業チェーン、サプライチェーンを維持する方針を示した。

また、これからの貿易促進策について、以下10点を挙げた。

  1. 対外貿易政策を着実に推し進め、市場主体に恩恵を与える。
  2. 企業の受注獲得、第128回広州交易会の成功裏の開催を全力で支援する。
  3. 対外貿易の新業態の育成を加速させる。
  4. 生活必需品の輸出を拡大し、防疫物資の輸出秩序を規範化する。
  5. 貿易分野のイノベーションを推進する。
  6. 加工貿易の産業構造を向上させる。
  7. 辺境貿易の発展を推進する。
  8. 第3回中国国際輸入博覧会の開催を通じ、輸入を増加させる。
  9. 輸出製品を国内販売に転じることを支援する。
  10. 貿易円滑化の水準を向上させる。

(盧真)

(中国)

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