第30回青島国際ビール祭りが閉幕

(中国)

青島発

2020年09月03日

2020年青島国際ビール祭りが7月31日~8月23日に開催された(注)。1991年に始まり、今年で30回目となるビール祭りは、中国最大の祭典として有名。今年は新型コロナウイルス流行下での中国最大規模のイベントとして、国内メディアに加え、多くの国際メディアの注目も集めた。

会場の1つとなった労山区では、特設メイン会場のほか、3つの分科会会場とショッピングモールや水族館など6カ所に関連イベントエリアが設けられ、観光、飲食、ホテルなど101社がビールと軽食を提供した。期間中の消費額は2億元(約31億円、1元=約15.5円)、メイン会場と3分科会会場には53万9,000人が来訪し、ビール約396トンが消費されたという。

西海岸新区会場では、オンラインとオフラインが併用され、会場には40カ国・地域から1,500種類余りのビールが集まり、200回余りのイベントが開催された。来訪者数は121万人を超え、オンラインでの視聴回数は計4億5,700万回に達した。

同時に開催された「青島国際ビール製品展示商談会」では、青島と国内外のビール・飲料メーカー、ディーラー、ビール原材料生産者、設備メーカー、技術サービスサプライヤーなどのビール関連の30社余りが製品を展示し、取引見込金額は3億1,600万元となった。

このほか、2019年に成立した国際ビール祭り同盟協力機構の年次会議も開催された。中国・青島、ドイツ・ミュンヘン、米国・デンバー、カナダ・トロントの4つの主要な国際ビール祭りの代表者がオンラインとオフラインで参加し、将来的には他の大規模な国際ビール祭り関係者にも声をかけ、同盟を拡大することなどに合意した。

(注)ビール祭りの様子は青島国際ビール祭りWeChat公式サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから見ることができる。

(李燕)

(中国)

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