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シュコダ、新EV発表、同社初の国内EV生産へ

(チェコ)

プラハ発

2020年09月08日

チェコ最大の乗用車メーカー、シュコダ・オート〔フォルクスワーゲン(以下、VW)グループ〕は9月1日、同社初の純EV(電気自動車、BEV)のSUV(スポーツ用多目的車)「エニヤックiV」を発表した。同モデルはまた、VWグループが開発したEVモジュラープラットフォーム「MEB」(注)を採用した最初のシュコダ・ブランド車でもある。

シュコダの最初の純EVは、2019年11月に生産が開始された小型車「シティゴe iV」だが、同モデルはスロバキアのブラチスラバのVW工場で生産されている。「エニヤックiV」はシュコダの本拠地、ムラダー・ボレスラフ(中央ボヘミア)にて生産予定で、チェコ国内で同社が製造するEV第1号となる。

ムラダー・ボレスラフ工場は、MEB導入に伴う約3,200万ユーロの設備投資、工事を終了しており、VWグループ内で唯一MEBに基づく自動車と従来のプラットフォームに基づく自動車の並行生産が可能な工場となった。「チェコ経済新聞」(9月1日付)によると、新型コロナウイルスの影響とソフトウエアの問題発生のため、「エニヤックiV」の生産スケジュールは4カ月遅れたが、シュコダ社は2020年中に製造開始予定と発表している。その生産能力は1日当たり250~350台とされている。

一方、シュコダに先駆けてチェコ国内初のEV製造を実現したのは、現代チェコで、小型クロスオーバーSUV「コナ・エレクトリック」の生産を2020年3月12日に開始している。

チェコ自動車輸入者連盟(SDA)によると、2020年1~8月のチェコ国内の乗用車新車登録台数は13万1,410台で、前年同期比で25%減少した。うち純EVは1,197台で、全登録台数に対するシェアは0.91%にとどまっているが、2019年通年の636台から飛躍的に増大した。うち634台がシュコダの「シティゴe iV」で、EVではトップ・モデルとなっている。また「コナ・エレクトリック」も既に97台新車登録されており、SUV人気も相まって、今後シュコダの「エニヤックiV」とともに、国内のEV普及に貢献することが期待される。

(注)Modularer E-Antriebs-Baukasten(モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス)の略。VWが開発した純EVのプラットフォーム(車体の基盤)。

(中川圭子)

(チェコ)

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