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7月から8月上旬までの経済活動は力強く増加、米シカゴ連銀ベージュブック報告

(米国)

シカゴ発

2020年09月11日

米国連邦準備制度理事会(FRB)は9月2日、地区連銀経済報告(ベージュブック)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(注1)を公表した。ベージュブックの中で、米国中西部の一部地域(注2)を管轄するシカゴ連銀は、2020年7月から8月上旬にかけての同地域における経済活動について、力強く(strongly)向上したが、前回報告時(5月下旬から6月まで)に比べて低調で、依然として新型コロナウイルスまん延以前の水準を大きく下回る、と報告した。前回報告と同様、本報告の調査対象者からは、今後数カ月で経済活動が一層活発になることを期待する声が聞かれたが、完全な回復は2021年の後半までみられないとする意見が大半だ。

経済活動を分野ごとにみると、雇用者数と製造業の活動は力強く(strongly)上昇した。製造業における雇用に関しては、新型コロナウイルスの感染や濃厚接触者の自己隔離によって欠勤率が高くなっており、通常時より高い雇用水準を維持せざるを得ない状況との報告が多く聞かれている。製造業では、自動車の製造が、前回報告時より劣るものの、急激に増加した。

消費者支出、建設業および不動産業の活動は控えめに(modestly)上昇した。消費者支出については、多くの学校で秋学期に遠隔教育が行われることを受けて、オンラインでの学習のための電化製品の売り上げが伸びている一方、通常の学用品の売り上げは厳しい状況となっている。企業支出、賃金はわずかに(slightly)上昇したが、企業支出に関しては、年内の大きな設備投資計画は中止しているとの報告が多く聞かれた。

物価については、自動車の値上がりに牽引され、控えめに(modestly)上昇した。また、金融サービスについては、全体として控えめに(modestly)改善し、支払い期限の延期や給与保護プログラム(PPP)といった支援により、債務不履行が生じずに済んでいるといった報告も聞かれた。農業所得に関しては、新型コロナウイルスのまん延が引き続き重しになっていることに加えて、8月に生じた暴風雨により、農作物(特にトウモロコシ)や貯蔵施設、家畜施設における被害が生じている。

個々の調査対象項目ごとのポイントは添付資料参照。

(注1)連邦公開市場委員会(FOMC)の開催に先立ち、年8回公表されており、銀行からの報告や、ビジネス関係者らの声を基にまとめたもの。

(注2)アイオワ、イリノイ北部、インディアナ北部、ウィスコンシン南部、ミシガン南部。

(藤本富士王)

(米国)

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