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新型コロナ感染拡大が深刻化、外出禁止措置を9月20日まで再延長

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2020年09月01日

アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は8月28日、録画メッセージを通じて、新型コロナウイルス感染拡大の影響により3月20日に発令された外出禁止措置を、さらに9月20日まで再び延長すると発表した。同措置の発令から160日以上が経過する中、今回11回目の延長の理由として、「全国での新規感染者数および死者数の増加への懸念」が挙げられた。一方、長引く厳格な外出禁止措置に反対する世論を考慮したかたちで、各地域の取り決めに基づき、「国内全土で屋外での10人までの会合を許可する」とした。ただし、閉め切った部屋など屋内での会合は引き続き禁じる。

8月30日時点の保健省の報告によると、全国の累計感染者数40万8,429人、うち死者数は8,457人となった。1日当たりの感染者数は3日連続で1万人を超え、28日には1万2,000人近い、過去最多の感染者数を記録した。フェルナンデス大統領は、感染の拡大はこれまで主にブエノスアイレス首都圏(AMBA、ブエノスアイレス市およびブエノスアイレス州周辺35都市で構成される地域)に集中していたが、経済活動の再開や国民による警戒心が低下したために「18の州で市中感染が悪化した」とした。特に「(北部)フフイ州の医療システムは限界にあり、そのほかにも(中部)コルドバ州、サンタフェ州、メンドサ州の感染拡大状況を懸念する」とも述べ、「1カ月半前までは、新規感染者数の93%はAMBAに集中し、その他州はわずか7%だった。現在、他州の感染者数は全体の37%に当たる」と説明した(添付資料画像参照)。

アルゼンチンでは、地域の感染状況によって、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら事業活動が許可されている地域(DISPO)と、同じく事業活動が許可されながらも制限措置がさらに厳しい地域(ASPO)に分けられている。DISPOとASPO、それぞれの対象地域は連邦政府が定めるが、可能な事業活動は各州知事または市長などが連邦政府と調整しながら定める。

【DISPOで禁じられている活動】

閉め切った場所での10人以上の文化・娯楽・宗教的イベントの開催、閉め切った場所での集会、10人以上のスポーツ、映画館・劇場・文化センター、他都市・他国とつなぐ公共交通機関サービス、観光。

【ASPOで禁じられている活動】

学校登校、文化・娯楽・スポーツ・宗教的イベントの開催、閉め切った場所での集会、ショッピングセンター・映画館・劇場・図書館・博物館・ジム・飲食店、他都市や他国とつなぐ公共交通機関サービス、観光。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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