再生可能エネルギー買い取り制度適用のための稼働期限を延長

(トルコ)

イスタンブール発

2020年09月28日

トルコの9月18日付官報31248号大統領令2949号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、再生可能エネルギー発電事業に対する固定価格買い取り制度(FIT制度)適用のための稼働期限が2021年6月末まで延長された。

2011年に導入されたFIT制度(2011年2月4日記事参照)と2013年の新電力市場法(期間、条件などの一部改正)によると、FIT制度の優遇措置を受けるためには、発電認可(1メガワット未満は不要)を得た企業が2020年12月末までに発電事業を開始することを条件としていたが、今回の大統領令では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、6カ月間の猶予期間を設けた。期限内に稼働を開始する再生可能エネルギー発電施設はこの措置を2030年末まで受けることができる。

1キロワット当たりの買い取り価格は以下のとおり(単位は米セント)。

  • 水力:7.3セント
  • 風力:7.3セント
  • 地熱:10.5セント
  • バイオマス、埋め立てガス:13.3セント
  • 太陽(光・熱):13.3セント

(中島敏博)

(トルコ)

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