1日の感染者数が過去最多を更新、国際旅客便の着陸禁止措置を延長

(ミャンマー)

ヤンゴン発

2020年09月29日

ミャンマー保健・スポーツ省の発表によると、9月25日時点の新型コロナウイルス感染者数は累計8,514人、回復者は累計2,381人、死者は172人、総検体数は22万4,383人だった。24日には、1日の感染者数が過去最多の800人超となり、そのうち最大都市のヤンゴン管区が約7割を占めるなど、感染拡大傾向が続いている。

こうした状況下において、ヤンゴン管区では、感染者を受け入れる病院や感染が疑われる検査対象者の隔離施設が逼迫しており、サッカー場での新型コロナ専門仮設病院の整備や、地場財閥が保有する集合住宅の隔離施設への改築など、さらなる感染拡大に備えるための施設増設を急ピッチで進めている。

また、ミャンマー政府は9月24日、これまで9月30日までとしていた国際旅客便の着陸禁止措置について、10月31日まで延長する旨を発表した。同措置は3月30日から継続している。

(細沼慶介)

(ミャンマー)

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