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ドイツ農機大手クラース、カザフスタンで組み立て開始

(カザフスタン、ドイツ)

タシケント発

2020年09月28日

カザフスタンは農業機械の国内生産を振興している。産業インフラ発展省は8月28日、ドイツの農業機械大手クラースと組み立て事業に関する協定を締結したと発表した。クラースはこれに基づいてカザフスタンに工場を建設し、事業を展開する。

本事業は、カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領のドイツ公式訪問(2019年12月)の際の2国間経済パートナーシップ強化の一環で発表されたもの。カザフスタンの農業機械販売会社STアグロとクラースが共同で、カザフスタン北部に農業機械の組み立て工場を建設する。クラースによる投資額は34億テンゲ(約8億5,000万円、1テンゲ=約0.25円)。プロジェクトの第1段階では、組み立て設備の設置と技術者養成で200人の新規雇用を見込んでいる。クラースはハーベスター(収穫機)、コンバイン、播種機を年間200台製造する計画で、協定に基づき現地での部品調達比率を段階的に拡大する予定だ。

クラースは1913年に設立されたドイツのノルトライン・ウェストファーレン州ハースウィンケルに拠点を置く欧州最大の農業機械メーカー。麦やトウモロコシの収穫に利用するコンバインハーベスター(複式収穫機)製造のパイオニア企業で、世界全体で事業展開を行っている。カザフスタンでは2000年からSTアグロを通して農業機械の販売とアフターサービスを展開している。

カザフスタン政府は産業多角化の一環として農業の近代化に力を入れているが、農業省によると、農業機械の更新は進んでおらず、生産性が上がらない。国内のコンバインの70%、トラクター、播種機の80%が償却期間を過ぎていると言われる(「カピタルKZ」8月8日)。一方、農業機械市場で国産が占める割合はわずか1%。政府は輸入代替を図るため、国内に組み立て工程を移転させた外国企業に補助金などを支給している。

(増島繁延)

(カザフスタン、ドイツ)

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