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韓国政府、トルコ高速鉄道の受注支援活動を推進

(韓国、トルコ)

ソウル発

2020年09月10日

韓国の国土交通部は9月3日、トルコの交通インフラ省とテレビ会議を開催し、イスタンブール新空港へのアクセス改善のため、同市内を横断するハルカル~ゲブゼ間(注)の高速鉄道建設の受注支援、鉄道協力に関する覚書(MOU)の改正、両国の協力基盤強化策などを議論した。同部によると、トルコは2023年に建国100周年を迎え、鉄道網整備を含むインフラを拡充している中、ハルカル~ゲブゼ間の高速鉄道網の整備[区間:143キロ、事業規模:5兆ウォン(約4,450億円、1ウォン=約0.089円)に加え、94両の高速鉄道車両を購入する計画だ。

同テレビ会議に参加した韓国鉄道技術研究院は、韓国の官民連携により、トルコの鉄道技術の自立支援が可能だと主張した。さらに、韓国鉄道施設公団は、欧州とアジアをつなぐ高速鉄道網を迅速に拡充すべく、今回の高速鉄道事業に民間資本を活用することを提案した。

また、両国は、鉄道分野の協力の基盤を強化するため、2017年に締結された「韓国-トルコ鉄道協力に関する覚書(MOU)」の改正の必要性についても討議した。韓国側の代表を務めたキム・ソンテ国土交通部鉄道局長は「今回の鉄道当局間会議は、新型コロナウイルスで困難を抱える韓国の鉄道関連企業の海外市場展開の扉を開く意味のある契機となった」と評価した。韓国政府は2019年10月、海外鉄道事業の進出強化のため、韓国鉄道、韓国鉄道公団、韓国鉄道協会などから構成される共同協議体を設置している。また、韓国鉄道公団は2020年5月27日、トルコの高速鉄道事業の受注のための「リーディングチームコリア」を発足し、現代建設、GS建設、SKテレコムや韓国輸出入銀行などが共同コンソーシアムを構成すると表明した。

孫昞錫(ソン・ビョンソク)韓国鉄道社長は報道インタビューに対し、「韓国鉄道は、2004年4月に世界で5番目に高速鉄道を開通した経験があり、近年では、先端情報技術を融合したサービス、安全性、世界最高水準の定時率など、運用面での強みがある」と語った。

(注)ハルカルはイスタンブール市内に位置し、ゲブゼは同市近郊にある工業都市。

(当間正明)

(韓国、トルコ)

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