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大連市で初の水素燃料電池バスがラインオフ

(中国)

大連発

2020年09月09日

中国・大連市で初となる水素燃料電池バスが8月25日にラインオフした。このバスは、同市に拠点を置く一汽客車、新源動力、洺源科技の3社を中心として、国富水素(江蘇省)の高圧水素タンクや、日本の岩谷瓦斯の水素ガスも導入して共同で開発・製造された。大連市で2020年内に市内4路線に計20台の水素燃料電池バスを新規導入する計画だ。

今回ラインオフした水素燃料電池バスは全長10.5メートル、最大乗車人数76人、最大航続距離500キロ、ガス充填(じゅうてん)の所要時間は10~15分、マイナス30度の低温下でも運行可能なことなど耐寒性に優れる。加えて、視界支援カメラや車線逸脱警報(LDWS)、乗客数の自動集計、危険物探知、運転手疲労度測定の各種システム搭載などによるスマート化の実現やノンステップ型の車体設計により、利用者の利便性と安全性にも配慮されている。

大連市では水素産業の発展に向けた取り組みを比較的早期に進めてきた。同市は現在、水素産業における産業支援策、イノベーション創出、水素ステーションの整備、水素燃料バスの運行方法などを盛り込んだ「水素エネルギー産業発展計画」の策定を急いでいる(添付資料表参照)。

2020年4月には大連市が「中日地方発展合作モデル区」に認定され、岩谷瓦斯が同市の西中島エリアで高純度の水素精製事業を立ち上げるなど、水素エネルギーの供給に向けた動きも出ている。同市は人材育成や、低コストでの水素ガス供給、サプライヤーの誘致による産業チェーンの整備、水素エネルギーの多分野への応用に注力しながら、水素社会の実現に向けた取り組みを進める。

(李莉)

(中国)

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