新型コロナ感染確認者数が30万人超え、回復率は60%以上に上昇

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年08月31日

バングラデシュの新型コロナウイルスの累積感染者数が8月26日に30万人を超えた。27日には新たに2,247人の感染が確認された。1日当たりの感染者数は、7月以降のPCR検査有料化により、結果的には検査数と陽性者数がともに減ったため、おおむね2,000人台で推移している。累積の回復者数は8月27日に19万183人となった。回復率は63%で、7月中旬時点の50%から上昇した。

バングラデシュでは、3月8日に国内で初めて感染者が確認され、累積感染者数が10万人に達するまで103日間を要した。その後、10万人から20万人に至るまでは29日間、20万人から30万人に達するまで40日間を要している。

7月以降は検査数の減少に比例して陽性者数が減少したため、感染者数の増加スピードは若干減少しているが、陽性率は20%台で推移している。なお、犠牲祭後の感染拡大が懸念されたが、今のところ大きな影響はみられていない。

保健省によると、8月26日時点で新型コロナ患者受け入れ病院の一般病床(8,095)の空床率は69.2%、ICU(370)の空床率は35.1%だ。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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