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2020年上半期の輸出、前年同期比15.1%減

(トルコ)

イスタンブール発

2020年08月07日

トルコ統計機構(TUIK)の発表(7月29日付、暫定値)によると、2020年上半期(1~6月)の輸出は前年同期比15.1%減の750億2,059万ドル、輸入は同3.2%減の988億9,481万ドルとなり、貿易赤字は同73.2%増の238億7,422万ドルとなった。

上半期の輸出を品目別にみると、全体の約7割をEU向けが占める自動車・同部品は30.5%減となり、最大のマイナス寄与となった。次いで、一般機械、鉄鋼、電気機器、ニット衣類などの主要品目も3月から5月にかけて低迷し、おおむね2桁の減少となった。他の工業製品も軒並み前年同期比割れとなり、主要品目でプラス成長だったのは果実・ナット・豆類(14.8%増)のみとなった(添付資料表1参照)。ただ、6月は好調で、自動車・同部品を除いた主要品目は前年同月比で2桁増と回復傾向を見せている。

輸出を国・地域別にみると、全体の41.1%を占めるEU向けが前年同期比20.4%減、ドイツや英国、イタリア、スペインなどの主要国向けも2桁のマイナスだった。一方、米国は6.6%増、ロシアは4.4%増だった(添付資料表2参照)。

輸入を品目別にみると、最大の輸入品目である鉱物性燃料が油価の低下もあり、前年同期比32.7%減となった。他方、2019年下半期から金の需要回復が続いており、貴金属類が85.0%増で最大の寄与度となった。2019年に低迷した自動車・同部品は、新型コロナウイルスの影響で国内生産が一時停止し、完成車の輸入需要が高まったことも影響し、16.0%増と好調だった。しかし、電気機器、鉄鋼、プラスチック製品、有機化学品などはマイナスとなった(添付資料表3参照)。

輸入を国・地域別でみると、回復傾向を見せていたEUからが2020年上半期は4.8%減と減速し、構成比も33.9%から31.7%に低下した。天然ガスを主要品目とするロシアからも19.0%減となった。他方、中国からは16.8%増と回復した。また、原油を主力とするイラクは約7.6倍と大きく伸びた(添付資料表4参照)。

7月の輸出額に関しては、ルフサル・ペキジャン貿易相が8月4日、2020年の月額では最大となる150億1,200万ドル(前月比11.5%増)に達したと発表。貿易相は「このデータは、トルコ経済がパンデミックから成功裏に回復するというわれわれの信念を強めるものだ」と発言している。

(中島敏博)

(トルコ)

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