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2020年上半期の貿易は7.0%減、新型コロナウイルスが影響

(マレーシア)

クアラルンプール発

2020年08月28日

マレーシアの2020年上半期(1~6月)の貿易総額は、前年同期比7.0%減の8,334億リンギ(約20兆8,3501億円、1リンギ=約25円)となった。輸出は6.8%減の4,490億リンギ、輸入は7.2%減の3,844億リンギ、貿易収支は646億リンギの黒字で黒字幅が前年同期より4.1%縮小した(添付資料表1参照)。

品目別にみると、輸出では、全体の37.1%を占める電気・電子製品が1,664億リンギと前年同期比8.5%減少した(添付資料表2参照)。同品目の約半分を占める集積回路は1.5%減の816億リンギだった。輸出上位品目のうち、石油製品や液化天然ガス(LNG)は新型コロナウイルスによる需要減や価格下落の影響で減少したが、パーム油・同製品と専門的・科学的・制御機器はそれぞれ3.2%増、4.9%増だった。輸入も、全体的に減少傾向となった。船舶および浮き構造物・同製品は102億リンギと30倍超の増加になったが、ほとんどが韓国からの輸入だった。

国・地域別にみると、全体的に減少基調にある中、中国向け輸出、米国向け輸出・輸入は前年同期比で増加した。最大の貿易相手国である中国との貿易は、輸出が8.3%増の694億リンギ、輸入が5.8%減の797億リンギとなった(添付資料表3参照)。中国向けは、鉄鋼が前年同期比で約5倍と大幅に伸びた。米国向けの輸出では、ゴム・同製品や家具が好調だった。米中貿易摩擦の影響で、米国企業が輸入元を中国からマレーシアへ変更している可能性がある。

また、輸出を四半期ごとにみると、3月中旬から約1カ月半にわたる新型コロナウイルス感染拡大を防止するための移動制限令が影響し、第2四半期には、主要国・地域への輸出が大幅に落ち込んだ(添付資料図参照)。なお、月別にみると、4月が最も落ち込んだが、6月には回復傾向がみられる。

政府はオンラインでの新規需要獲得を奨励

国際貿易産業省(MITI)によると、新型コロナウイルスの影響により傷ついた貿易を促進するため、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)を通じ、デジタル技術の利用を奨励している。さらに、「eBizMatch」というオンラインのビジネスマッチングプラットフォームの活用を促すなど、貿易への悪影響回避に積極的に取り組んでいる。

(エスター敏頼寧)

(マレーシア)

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