ゼブラ・メディカル・ビジョンがキヤノンメディカルシステムズUSAと提携

(イスラエル)

テルアビブ発

2020年08月20日

人工知能(AI)による自動画像診断支援システムを開発するイスラエルのスタートアップ、ゼブラ・メディカル・ビジョン(以下、ゼブラ)が、キヤノンの関連子会社の米国法人キヤノンメディカルシステムズUSA(以下、キヤノン)と、北米市場におけるゼブラのソリューション販売について提携した、と8月12日に報じられた。

ゼブラの主力ソリューションのAI1は、病院などの医療現場で撮影された症例画像を、同社が開発したAIエンジンによって自動的に解析し、医師の診断を支援する。AI1は、米食品医薬品局(FDA)の認可を得たクラウドベースの画像分析サービスで、多様な実際の症例画像データを基に解析を行い、診断支援を行うことができるという。

ジェトロは8月18日、ゼブラのソリューションの核心である実際の症例画像の詳細について、ゼブラのビジネスデベロップメントマネジャーのニバ・ジブ・シンベルガー氏に取材を行った。同社のAIエンジンに蓄積されている症例画像は、北米の大手病院や、イスラエル国内最大手の健康維持機構(HMO:Health Maintenance Organization)(注)、インドの大手病院などとの提携関係に基づいて、10年を超える期間にわたって収集したもので、総数は3,000万件を超える。性別や人種など患者のプロファイル別で多様な症例画像が蓄積されているため、さまざまな患者の診断支援に対応できるという。

今回のキヤノンとの提携は北米市場のさらなる開拓を目的としたものだが、北米以外でも既に欧州やアジア太平洋、ラテンアメリカでも同社のソリューションは活用され始めている。そのため、いっそうの市場開拓を図るべく、今後も各地域における積極的な連携・協業を進めるとしている。

(注)非政府、非営利の健康保険組織で、加入者に対し傘下の医療機関で基本的な医療サービスを提供する。

(吉田暢)

(イスラエル)

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